またうかうかしてるうちに会期終了が迫ってきて急ぎゲルハルト・リヒター展を鑑賞してきた。日本でリヒター氏の展覧会なんてこれはもう見逃せないでしょう!
まだ会期あるよね?と思ってるうちにもう土日で終了。さすがに週末は混むだろうし、たまたま月曜日有休で休みにしてたので、行かねば!と観てきた次第。(美術館は月曜休みのとこ多いけど、今回の展覧会、会期終盤は1週間営業してるとのこと!なので特別に月曜も営業していた!)
感想としてはね…いやぁもう満足の内容だった◎観れて良かった!リヒター展あると聞いてこれは今年1番の展覧会なんじゃないか?と思ってたけど、期待を裏切らない見応えのある内容で今のところ暫定1位ですわ。
久しぶりにやって来た近代美術館。
リヒター展を鑑賞。一応事前にネットでチケット買っておいたけど、そこまで混んでなかったので当日でも全然買える。
会場めちゃめちゃ混んでたら鑑賞しづらいなーと思ってたけど、それほどでもなく。普通の混み具合。平日だしね。割とスムーズに鑑賞できた。
入ってすぐの空間にアブストラクトペインティング。リヒターと言ったらこれよね。
作家蔵の作家が手元に置いているアブストラクトペインティングもあった↑
これ支持体がアルミ板なので金属のキラッとした面も垣間見えて確かに他とは違う独特の雰囲気ある作品だと思う。
↑これを最期にもう油彩は描かない、とのこと。えーもう描かないの?!
ガラスの立体作品。これガラスなのにちょっと不思議な見え方するのよね。
小さいアブストラクトペインティング。これは支持体が板。板だと色味がちょっと沈む感じがあるかな。
こういう作品も作ってたのか!というのもあったり。
近くで見るとこのしましまの色がすごく細かくて密度がある。
リヒター氏、確かなデッサン力に裏打ちされているから写実的な絵もこの上手さ。
そして絵画だと思ったら、絵画を撮った写真が展示されていたりね。まんまとしてやられたり。
そしてドローイングも展示されててこれがなかなか面白かった。
特定の何かを描いた訳ではないと思うけど、地図に見えたり、風景に見えたり、デジタルなものに見えたり…
キチッと画面の中で絵になってるよねぇ…。こういうのを絵にするのバランス感覚とか神経使って難しいと思うんだよね。やっぱり巨匠はすごい。
なんかね、絵画観たい欲みたいなものが満たされる展示だった。最近こういうキャンバスをバンバン展示してあるようなオーソドックスな展示観てなかったから、そうそう、これが観たかった!みたいな。
なんていうか、ザザッと、無意識に訴えかけてくるような作品が多かったなと思う。形になりそうでならなかったり、浮かんでは消え、曖昧なところだったり。
作品観てて、近くで観ても離れて観ても密度があってすごい真面目だと思った。
リヒター展を観たあと、常設展も観たけどね、やっぱりリヒター展ほどのインパクトが無いのよ。リヒター氏の作品、一言で言ってしまえばカッコいいよね。印象に残る。
最近都内まで出て行くと疲れてしまうので都内に行くのに気合いがいるのよね。。。しかし行ってきて良かった。まだ観たい展示があるので都内に行かないと。