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日々のライフログ

リ・ウファン展を観てきた

今週は嬉しいことに木曜日休み!土日以外で休みあるの嬉しすぎる!!昼過ぎまで寝てたいところだけど昼前には起きて観たかった展示を観に行くことにした。

リ・ウファン展、そろそろ会期も終わっちゃうので混みそうな土日は避けて祝日に行ってきた。

 

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リ・ウファン氏、今年で御歳86歳の巨匠。間違いない展示だよねこれは。

もの派…ってよく聞くけど実際自分の中でそれが何なのかぶっちゃけよくわかってない。本とかも出してるそうなので今度読んでみたいな。作品の意図や制作の背景が知りたい。

 

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チケットは一般1700円。最近の展示は料金高いなと思う。輸送費の高騰の影響なんだろうか?

 

展示会場入ってすぐのあたりは蛍光色の作品があった。錯覚起こすようなトリックアート的作品だったり、蛍光色のスプレー一色で塗られた作品はアメリカ抽象主義的に見えた。こういう作品も作っていたのは知らなかった。

 

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野外作品良かった!真価を発揮してると思う。ホワイトキューブ内にキチッ、キチッ、と作ってあるのもいいんだけど、野外の方がのびのびとしてるよね。


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こんな漫画な鑑賞ガイドもあって面白い。リ・ウファン氏の生い立ちが漫画で紹介されててサクサク読める。

もっと作品の説明も欲しいところなんだけど、作品リストにそれほど情報が載ってない。多くは語らないスタイルなんだよな。それより、作品を観て感じて欲しい、って感じ。

 

野外展示作品の後の会場での展示はキャンバスの絵画が沢山あって、おおっ!とテンションが上がる。点と線で描かれた作品はデジタルっぽくも見える。けど寄りで見ると筆の味があって手仕事を感じさせる。

「点より」「線より」と呼ばれる作品群を発表したのは1973年かららしい。リ・ウファン氏49歳ごろ、再び絵画に戻ってきたということなんだ。
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このあたりは主に岩絵具で描いた作品。岩絵具って顔料がキラキラとしてて近くで見るとホント印象が違う。是非実物を見てほしい。
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この点の表情がすごくいいのよね。


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こういう点の、スッ、スッ、とした動きも心地よい。
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後半になると細かかった点が大きくなる。
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↑これは壁に直接描かれた絵。壁にフッと現れる一種の神々しさがある感じがした。絵画というか空間を作り出すインスタレーションのような。


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そしてラストはこちらの作品で展示終了。

 

リ・ウファン氏の作品を観た後、なんか清々しさというか、スッとした感覚があって。不思議だわ。

作品の中に鑑賞者が取り込まれ、共に作品空間を作り上げているなと思ったり。

 

今回観れてよかったなぁと思う。一度にこれだけ有名作観れることないよね。贅沢な展示だったわ。