映画ブルーピリオドを観てきた。いやー感動してしまった…!なんていうかね、美大受験した身としては受験に関するあれこれ思い出がありすぎて色々思い起こされる訳で。
もー八虎芸大受かって良かったよ!!何で滑り止め受けないんだよww愛知芸大とか金沢の美大とか国公立の美大他にもあんじゃん!芸大一校だけってメンタル強すぎだろ!きっと八虎は家から通える範囲でなきゃダメって言われてるんだろなw
原作の漫画は読んでないのでストーリー知らん状態で映画観た。主人公の八虎はこういうキャラなのか。容量よくこなせる地頭良い系かー…。地頭良い系は実技さえ上げれば合格意外と行けるかと思う。学科で点も取れそうだし。
高校2年生からの美大受験対策スタートだと、現役合格にギリ間に合うパターンか。いやしかし八虎もよくあれだけ描写力上げたよね。枚数描けばある程度上手くなるのは事実だけど、枚数だけではダメだと思うんだよね。頭の中で順番つけたり強弱つけたりコントロールして組み立てて構成していくから考えてないと上手くはなれないと思う。その辺も地頭の良さが生きてくると思うし。考えて考えて描いた創作の絵も良いよね◎八虎良い絵描いてるな〜と思う。受験のストーリーも伏線が回収されてて見事な絵が描けていた。
八虎が絵と出会って自分が本当に打ち込みたい好きなものが見つかった、というところとか自分と重なるところがあってジーンときてしまったよ。目がウルウルしてしまうシーンがちょいちょいあって感極まるのだわ。美大受験って青春だよね。
主人公役のゴードンがイケメンで目力あって良かったね〜。絵とか興味ないキャラに見えるもんな。そこがまたいい。絵なんてやったって食ってけないし将来性無いじゃん、って現実的に思ってたけど、絵が好きなことに気がついたキャラに合ってる感じ。
天才キャラ髙橋がライバルとして出てくるのも面白かった。いきなり上手く描けちゃう人、いるよね〜。天才なのでラスト髙橋も芸大にしっかり受かってるw
予備校で天才見てしまって、自分の絵と比べて、うわ自分才能ねえわ〜…ってなって、それでもまた努力して実力つけて…という泥臭いところも良い。予備校行ってた人は自分の下手くそさに絶望したこともあるんじゃなかろうかw
八虎が高校2年から美大受験対策スタートしてあれだけ描写力上げて構成力つけれたのは才能じゃないかと思うんだけどね。俺より絵が上手い奴はいる、絵は才能じゃないとか、八虎は自分が才能あるタイプじゃないと思ってるようだけど、才能めっちゃあると思うんだよな〜。
勝手に八虎が芸大入ってからのことを妄想してみた。芸大通いつつバイトで予備校の講師をしてて、芸大卒業したら現実的なタイプなので作家ではなくて就職してそう。広告代理店とかにデザイナーで就職、または映像制作会社で映像作っているかも。仕事しつつ、創作活動で絵もちょいちょい描いてて上手く行けばどこかの画廊に見出されて40代くらいでもしかしたら作家で活動してるかもなーと。作家しつつ芸大の非常勤講師してる、とかもありそうだな。
美大芸大受験を親になかなか理解してもらえない、というのも同じだったから分かるよ。八虎が夢に向かって本気だったから俺もパティシエ目指すよ、という友達のシーンも良かったなぁ。そんなこんなでブルーピリオド面白かったわ。